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人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物・PFAS汚染の問題を巡り、この問題に取り組む市民団体が県内のアメリカ軍基地や自衛隊の敷地への立ち入り調査などを求めるよう改めて県に要請しました。

2024年4月11日県庁を訪れたのは、PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会のメンバーです。

要請では、「県民のPFAS数値が、環境省の全国調査よりも2倍以上の結果が出ている。何らかの形で体に入っているとしか考えられない」と訴え、基地周辺の土壌・水質調査にアメリカ軍基地などへの立ち入り調査、県全域での血液検査など5つの項目を要請しました。

この要請に対して県は、基地内への立ち入り調査について、沖縄防衛局に申し入れをしていると述べるに留まりました。また、PFASの調査・検査について「国の基準値がなく分析方法を決めていない」と明確な回答を避けました。

PFASの問題をめぐってアメリカ政府は、現地時間のきのう飲み水に含まれるPFOSとPFOAの基準値を日本の暫定指針値が1リットルあたり50ナノグラムなのに対しそれぞれ1リットルあたり4ナノグラムに基準値を厳格化させました。