続いての話題は香港から。「聖地巡礼」と言えば宗教施設を巡る事だけではなく今では映画やドラマのロケ地を巡る旅行の形もそう呼ばれています。
インバウンド誘致に大きな影響をもたらす「映像の力」。沖縄フイルムオフィスが海外からのロケ地誘致のため、香港で開催された「香港フィルマート」で沖縄をPRしました。
世界30以上の国と地域が集う「香港フィルマート」が、先月11日から4日間に渡り香港で開催され沖縄フイルムオフィスはジャパンフイルムコミションと共同でブース展開しました。
このイベントには作品コンテンツを持つテレビ局や制作会社、そのコンテンツを購入して他の国や地域に売り込むバイヤー、また翻訳や作品制作に関わる機材の紹介など関連企業が集まっています。
日本では、経済産業省が海外制作会社向けに日本で撮影する場合の様々な支援策があり日本ブースではロケ先としての日本の良さをアピールしていました。
一方沖縄フイルムオフィスは、県の委託を受けて独自の事業を進めていてロケ先に沖縄を選んでもらおうとアジアをはじめロシアやコロンビアから訪れた人たちと商談の場を設けていました。
沖縄フイルムオフィス主査の古波蔵修平さんは「実際に沖縄で撮影してもらって、その撮影した作品を見た方々が、沖縄へロケ地巡りに、沖縄へきていただくのが最終目的になりますので、まずは、その前段階として沖縄をロケ地として選んでいただく、遡上にのせてもらう(ことです)。」と話していました。
県内でも特定の国の人たちが行列を作るお店など「なぜここに?」という場所が、実はロケ先だったというケースが多いんですよね。その国や地域の有名俳優やタレントさんが訪れた場所や食べたものなどファンなら追体験したいと思いますよね。
沖縄フイルムオフィスによりますと、今年度はいくつかの映画やドラマ情報番組の沖縄ロケが決まっているそうです。