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統計に関するニュースが多めです。まずはこちら、景気のバロメーターともいえる倒産件数です。去年1年間に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は38件と前の年に比べ7件増えた事が民間の調査会社の調べで分かりました。

帝国データバンク沖縄支店によりますと去年1年間、1000万円以上負債を抱えて倒産した県内企業は2022年度に比べ7件増の38件。このうち負債10億円以上の倒産が2年ぶりに発生し総額は41・7%増加の45億4800万円となりました。

業種別に見ますとサービス業が13件と最も多く、次いで小売業の7件建設業6件と続いています。観光関連産業は入域観光客が好調に推移している一方で倒産した企業は92%の35件が「販売不振」と要因をあげていて調査会社では「資金繰りができず収益の確保が難しかった」と分析しています。

帝国データバンクでは今後の見通しとしてこちらを挙げています。観光業はインバウンド需要が見込まれる事で業績に期待。

ただ、物価の高騰や人手不足に伴う人件費の負担で資金繰りが厳しくなることが予想されること、更には4月から時間外労働の上限規制が始まった事で物流や建設関連などで「倒産件数が増加する可能性がある」と見ています。