円安が進むなか半年ぶりに値上げラッシュです。その数は、およそ2800品目で例えばハム・ソーセージは大手メーカー4社が最大で38%の値上げです。とどまることを知らない相次ぐ値上げ。家計への影響は、避けられそうにありません。
帝国データバンクによりますと、4月の食品の値上げは2806品目と、2023年10月以来、半年ぶりの規模になります。
値上げ品目のなかで最も多いのは、ハムやソーセージなどの加工食品で2077品目になり、このうち、日本ハムは、212品目を対象に1.1%から27.6%の値上げとなります。
ほかにも、キッコーマンの「デルモンテトマトケチャップ」がおよそ7%から15%価格を引き上げるなど、調味料の値上げも100品目を超えます。4月から価格が上がるのは、食品だけではありません。
原材料費や人件費の上昇などを理由に大手製紙メーカーは、ティッシュやトイレットペーパーなど10%前後値上げします一向に収まる気配を見せない値上げの波に買い物客からは、家計への影響を懸念する声が聞かれました。
男性客は「生活費がどんどんかさんでいって、生活もちょっと節約しないといけない。買い物の頻度少なくしている」と話しました。
女性客は「ちょっと痛いですね家計には。値段見て、いろんな店舗を安いところ見て回ったりとかしていて、年々大変になってるなと感じています」と話しました。別の客は「Q家計には厳しいですか?」の質問に「そうですね、給料も賃上げもまだ行われないので、かなり厳しいなと思います」と話しました。
今後も、原材料高のほか、賃上げによる人件費の上昇や物流費の高騰などの要因で夏以降に値上げが本格化する可能性があるとしています。
新たに値上げする商品などを紹介しましたが、2024年4月1日からバス運賃も一部の会社で値上げされました。値上げしたのは、那覇バスと琉球バスで那覇市内を走る市内線はこれまでの240円から20円上がって260円に。また市外線の初乗り運賃もこれまでの160円から30円あがり190円となります。
こうした値上げによる影響は、今後も続くもとみられます。