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絵画や彫刻など感性豊かな芸術作品を集めた県内最大の総合美術展「沖展」が23日から浦添市で始まりました。

沖縄戦で焼失したふるさとを文化の力で復興しようと発足した沖展はことし75回目。絵画や彫刻、書芸などの12部門に入選した作品など724点の力作が並びました。

織物部門には国の重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」の祝嶺恭子さんの作品が展示されています。最高賞の「沖展賞」に選ばれた佐渡山博子さんの陶芸作品「春.燦燦」。着物の柄をイメージして草花を押し当てた模様に、繊細な色づけが評価されました。

会場には初日から多くの人が訪れ、伝統の技と新しい発想が光る作品に目を奪われていました。会場を訪れた男性は「甥っ子の描いた絵が飾られるということで見に来ました。色んな作品がたくさんあってすごいですね。また来たいと思います」と話していました。

来月3日までの期間中、作品解説会やワークショップなどの催しも予定されています。