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豊見城市に来月開校する中学校の校歌を県出身の人気アーティストかりゆし58の前川真悟さんが手がけます。新設校として「豊崎中学校」の開校を前に先週校歌が完成し、生徒にお披露目されました。

かりゆし58前川真悟さん「遊び心を伴った挑戦が自由だと僕は思っています。彼らが中学校でルールの中、人との関係の中に自由を見いだせたらいいなと思って、よかったら可愛がってあげて下さい。ありがとうございます」

先週、豊見城市役所にかりゆし58のボーカル前川真悟さんの姿がありました。来月、開校する「豊崎中学校」の校歌をお披露目するためです。豊崎中学校は伊良波中学校の校区内で生徒数が増えたため新設されました。市の観光大使を務めていることもあって前川さんが校歌を手がけることになりました。

かりゆし58・前川真悟さんが豊崎中学校の校歌制作

かりゆし58前川真悟さん「自分で手を伸ばした先に、絆や出会いや誇りがちゃんと返ってくるということを彼らに感じてほしいと思う」「この町に生まれるまさに未来の原石たちの輝きをなるべく純度を落とさないように全力を尽くして、誠心誠意をもって臨みたいと思ってます」

校歌の制作が発表された半年前、前川さんは新しい中学校ができる地域の様子を見てまわりました。

かりゆし58前川真悟さん「校歌ってなにかね?ちょっと普遍的なイメージがあるじゃないですか、これがひとりひとりのタブレットの中で教室で使われているという今の現実を知っておかないとな。そんな彼らが歌う歌ですもんね」「せめて彩りある今を生きていたいなと思いますよね」

かりゆし58・前川真悟さんが豊崎中学校の校歌制作

校歌には地域に住む人たちの思いも込めらています。歌詞を募集して曲をつくる時の参考にされました。

かりゆし58前川真悟さん「なんでちゅらさんビーチって書こうと思ったの?」

男子生徒「沖縄は海で囲まれているから海がいいかなと思いました」

男子生徒「希望と夢って書きました」「これからのことを考えると夢と希望がある」

かりゆし58・前川真悟さんが豊崎中学校の校歌制作

女子生徒「5階建てとかプールに屋根があるところが楽しみです」「やっぱり学校生活は早く終わって、あっという間に卒業してしまうしあっという間に学校生活を終わってしまうから「遠いようで近い未来」って書きました」

歌詞を前川さんが担当します。曲は前川さんと音楽家の前濱吉郎さんの2人で手がけました。「琉球音階」が取り入れられました。伸びやかな優しいメロディーで、地域の風景や歴史、歩み続ける生徒の姿を、季節や時間の流れとともに描いたといいます。

豊崎中学校へ移る生徒がいる伊良波中学校で校歌の練習会が行われました。

かりゆし58前川真悟さん「新しくできるあたなたちの姉妹校もしかしたら自分の母校になる豊崎中学校の校歌ができあがました」

初めて披露された校歌を口ずむ生徒やリズムをとる生徒などみんな新しい校歌に興味津々でした。

かりゆし58・前川真悟さんが豊崎中学校の校歌制作

「志茂田原の夜明け 開く花々数珠森と窓辺に 潮騒が舞う遥か海を臨む学び舎」

女子生徒(2人組)「とってもいいなと思いました。歌詞が凄くいいなと思いました」「友達は少なくなるけど近いので会いにいこうと思っています」「寂しい部分もあるけど2年間一緒にいれたのでよかったと思います」

かりゆし58・前川真悟さんが豊崎中学校の校歌制作

男子生徒「生徒にとってとてもいい歌だと思いました」「これからのことを考えて真剣に歌っていこうかなと思います」

女子生徒(2人組)「新鮮な気持ちでかりゆし58が作った歌だな、いいなと思いました」「明るい感じでよかったです」「今後はこの校歌を聞きながら勇気をもらって勉強やいろんなことを頑張りたい」

かりゆし58前川真悟さん「楽しそうに校歌を囲んでくれている感じだったので嬉しいです曲も喜んでくれているんじゃないかなと思います」

かりゆし58・前川真悟さんが豊崎中学校の校歌制作

生徒たちは学び舎で新たな学校の歴史を刻みます。