※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
前日、長崎に新型爆弾・原子爆弾が投下され、日本は敗戦を覚悟します。この新しい虐殺兵器を知った沖縄に従軍していた一人のアメリカ兵士は嘆きの声をあげました。
8月8日、ソ連が日ソ中立条約を破棄し、日本に宣戦を布告。この時期、すでに日本の敗戦は決定的だったにも関わらず、終戦後のアジアでの覇権争いも頭をよぎるアメリカは、翌9日、長崎へ2個目の原子爆弾を投下します。
広島で14万人、長崎で7万4000人の命を奪いました。
長崎・広島と同じ程の20万人を超える命が失われた沖縄戦に、当時、従軍していたアメリカ水兵は日記にこんなふうに記しています。
1945年8月10日(金)午後11時、空軍が日本に新型の爆弾を落とし、二つの都市を破壊したと伝えた。それではこの大虐殺はまだ続いているのだ。
この人間と呼ばれている者が、こんなにも愚かで残酷になれるのかと思うと嫌になってしまう。
人間なんて動物としても分類されるに価しない。動物はこんなにまで殺し合ったりしないのだから。
沖縄・広島・長崎だけで40万人以上の命が消えたおろかな戦争が終結するまでに、それでもなお、あと5日も残しています。