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糸満ハーレーのなかで行われてきた「アヒル捕り競争」をめぐって東京の動物愛護団体が動物虐待にあたるとして行事の委員長などを告発していた問題で警察が関係者の男性1人を書類送検していたことがわかりました。

警察によりますと動物愛護法違反の疑いで書類送検されたのは、2023年6月21日に行われた糸満ハーレーの行事関係者の男性1人です。

毎年、旧暦の5月4日に沖縄県糸満市で行われる豊漁と航海の安全を祈願する「糸満ハーレー」では行事の会場となる港で海に放ったアヒルを捕まえる「アヒラートゥエー」が行われています。

東京都のNPO法人「アニマルライツセンター」は2023年7月に糸満ハーレーの「アヒラートゥエー」が動物虐待にあたるとして、行事の委員長や参加者、あわせて3人を告発していました。

告発を受理した警察は関係者への聞き取りなどを進め、行事の関係者の男性1人を2月22日に那覇地検に書類送検したということです。

「アヒラートゥエー」を含む糸満ハーレーは、糸満市の無形民俗文化財に指定されていて行事の委員会は「アヒルを乱暴に扱わないよう呼びかけるなど対策を講じている」としたうえで、何百年も続く伝統行事だと理解を求めています。