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このまま雨が降らなければ沖縄県内のダムの貯水率が、2月末にも過去10年で最低水準まで落ち込む見通しです。
給水制限を検討しないといけない事態になる可能性があるため、県企業局が県民に節水を呼びかけています。雨が少ない傾向が続いていることから、県企業局は2月20日に渇水対策本部会議を開いて貯水率の状況や節水を呼びかける方法などについて確認しました。
県と国が管理する11カ所のダムの貯水率は46.8%で、平年より29.4ポイント下回っています。県企業局によりますと雨が降らない日が続くと2014年以降の過去10年で最低だった2018年6月の44.3%を今月末にも下回る見通しです。
会議では給水制限、いわゆる「断水」を実施した場合の必要な作業について関係部局で洗い出している状況を確認しということです。
また、人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」の値が高いことから取水を止めている比謝川についても、取水を再開する場合に備えて機器の点検が進められています。
県企業局の担当者「降雨の状況が平年並みであったとしても、貯水率は低下し続ける。ぜひ節水にご協力いただいて、少しでもダムの水を温存できるよう協力をお願いしたい」
県などが風呂や台所で水を流しっぱなしにせず、こまめに止めるなど県民に節水を呼びかけ続けています。