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600人以上におよそ4億円を貸し付けていた可能性があり、県警は今後、実態の解明を進める方針です。

法外な金利で金の貸し付けを繰り返したとして県内でヤミ金業を営んでいた男9人が出資法違反の疑いで逮捕されました。【家宅捜索:けさ】逮捕されたのは、県内に拠点を置くヤミ金グループの20代から50代の9人です。

警察によりますと、9人は、法外な金利で金を貸し付けた出資法違反の疑いが持たれています。メンバーらは、SNSなどを通じて客を集めていて、2021年ごろ複数の警察署にグループから金を借りた人から「強盗をして返済をするよう電話がかかってくる」など相談が相次いだことから発覚したということです。

県警は、2023年、北中城村のアジトに家宅捜索を実施。

押収したメンバーの銀行口座や帳簿などを調べたところ、県内を中心に少なくとも600人以上におよそ4億円を貸し付けて、およそ1億2000万円を受け取っていた可能性があるということです。

警察は、捜査に支障が出るとして9人の認否を明らかにしていません。

グループは、『匿名・流動型犯罪グループ』による組織的な犯行とみて、県警は、合同捜査本部を設置し実態の解明を進めるとしています。