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2024年1月、アメリカ軍が嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したことについて、県は2024年2月8日、軍とアメリカ総領事館を訪ね抗議しました。
アメリカ軍は2023年12月と2024年1月19日に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施。SACO最終報告書では、訓練は伊江島補助飛行場で行うことになっていますが、嘉手納基地での訓練は「例外」とされています。
県は2024年2月8日、嘉手納基地の第18航空団と在沖米国総領事館を訪れ改めて嘉手納基地で訓練を実施しないよう要請しました。これに対してアメリカ軍の担当者は、「伊江島で訓練が出来ないときは嘉手納基地で行うことについて日米間で確認が出来ている」と述べたということです。
また県は、2024年1月25日に伊江島で実施された降下訓練について触れ、その整合性を問いただすと、軍は、「訓練の形態が必ずしも同じではないため、嘉手納で行った訓練が伊江島では出来ない」と説明があったということです。
県・溜政仁知事公室長は「(アメリカ側の説明が)十分な説明であったとは思っていない。承知しましたとは言いにくい状況だと思いますので」と述べました。
県は、引き続き、沖縄防衛局を通じて確認をしていきたいとしています。