先週木曜日から県内各地でプロ野球春季キャンプが行われていますが、宜野座村で1軍キャンプに参加している阪神タイガース・岡留英貴投手に今シーズンへの思いを聞いてきました。
阪神タイガース 岡留英貴投手「3年目でどのくらいできるかが、本当に勝負なので」(うなずく・・・)
プロ3年目の糸満市出身・岡留英貴。今月1日からのプロ野球春季キャンプで1軍メンバーとしてスタートしています。キャンプインしてから初めての週末となったおとといは、節分を迎えたこともあり、去年日本一を達成した阪神のキャンプ地・宜野座が大フィーバー!
岡留も多くのファンからサインを求められ、談笑もしながら一人ひとり丁寧に応じていました。
ファン「地元糸満なので、糸満のスターがこうやって活躍しているのがすごく誇りに思います」
Q.活躍観ててどう?ファン「岡留選手かっこいいので今年も頑張ってほしいです」
この日の岡留は、ほかのピッチャー陣とともにノックを受け、ブルペンではキャッチャーを座らせて変化球を交え、35球のピッチング。
さらに、ランニングや体幹などのフィジカルトレーニングに、バッティング練習。さらにさらに個人練習では、再びブルペンに入る岡留の姿が。安藤優也コーチが見守る中で個人練習を行い、力を入れるタイミングや力感を意識してフォームを確認していました。
去年も1軍でキャンプをスタートしましたが、途中で2軍落ちとなった岡留、今年は1軍定着への強い思いを抱いています。
阪神タイガース 岡留英貴投手「本当にキャンプからしっかり結果出さないと残れないし、まずは開幕に向けてもしっかりアピールしていきたいと思っている」
2年目の昨シーズン、阪神が熾烈な上位争いを繰り広げる中、7月にプロ初登板。最終的に8試合で投げ、リリーフピッチャーとしてスターへの階段を1段上がりました。
阪神タイガース 岡留英貴投手「ある程度結果を少しは出せたと思うので、少し自分の中にも自信が出てきた」
そして、チームは9月、18年ぶりのリーグ優勝を果たしました。しかし、「ARE」を達成したその瞬間、2軍にいた岡留は、、
阪神タイガース 岡留英貴投手「3日前ぐらい前まで一軍にいて、二軍に落ちて3日後ぐらいに優勝したのでゲームが決まって、みんながマウンドに集まる時には、見ていたiPadをちょっとベットに投げちゃったりとか、そのぐらい見ていられなかったというか悔しかったという気持ちが強かった」
チームの快挙に素直に喜べなかったと言います。その後、10月にプロ初勝利を挙げ、日本シリーズでは第2戦に登板するなど、岡留は阪神の38年ぶり日本一に貢献しました。
プロ3年目を迎える今シーズン、岡留は、今度は日本一の輪の中心にいたいとさらなる進化を誓います。
阪神タイガース 岡留英貴投手「もちろん一年間中継ぎで本当に勝利に貢献できるように、今年は50試合登板を目標にしてやっていきます。」
日本一となった球団で1軍のマウンド、そして大舞台を経験した24歳。さらなる進化を求めて地元沖縄で腕を振り続けます。
阪神タイガース 岡留英貴投手「本当に今年はチームの勝利に一試合でも多く貢献して優勝をみんなで分かち合えるように連覇に向けてやっていきたい」
「ARE」で関西を中心にかなり盛り上がっていましたけど裏では岡留選手がこんな悔しさを味わっていたんですね。
そうですね、ただこれをバネにまた1軍に上がって日本シリーズにも登板しましたから、日本一のチームでプロ2年目でこれだけの実績を残したのは素晴らしいと思います。キャンプ中も1軍に居続けることを目標にしていると話していました。活躍を期待しています。