沖縄地方はきょうも大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で、ほとんどの地点で「最も寒い時期を下回る」最低気温を観測しています。
大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で、本島地方は冷え込んでいて、2024年1月24日朝の最低気温は、国頭村奥で9.2度、渡嘉敷と南城市糸数で10度を観測。
濱元晋一郎記者は「きょうも朝から気温が低くなり、風が吹くたびに体が芯から冷えるような寒さを感じます」と伝えました。那覇市では、マフラーや服を重ね着して寒さをしのぎながら仕事や学校に向かう人の姿がみられました。県民は「めちゃめちゃさむいです。きついです、朝お風呂入るので・・・寒いですね」と答えました。
別の県民は「2年前に沖縄に来たが初めて暖房をつけました。寒すぎて耳当てがないと出られない。仕事ある日は早く家を出ないといけないが、布団から出られない」と答えました。
名古屋からの観光客は「名古屋から来ているんですが(寒さは)あまり変わらない。(沖縄は)もっと暖かいと思ったダウンとかいらないと思ったんですけど・・・」と答えました。県民は「おなかを温めると体があったまると聞くので、貼るカイロをおなかにはっている。おでんが食べたくて、夫に仕込んでもらいました」と答えました。
八重山では、竹富町大原で11.3度、石垣市盛山で11.5度石垣市伊原間で11.8度など、平年より4度前後、低い最低気温を観測し8つの観測地点のうち6つの箇所で今季の最低気温となりました。
冬を越すために島に渡ってきた鳥たちも寒そうにしていました。
宮古島でも12.3度と今季最低気温を記録し、曇り空のもと、北風が吹き抜ける海岸には、人影もまばら、かと思いきや。
ウェットスーツを着た若者たちが次々と海に入ります!
カメラマンが「温かくないの?海?」聞くと生徒は「寒いです」と答えました。
彼らは、滋賀県から修学旅行で島を訪れていた生徒たちで、浜辺の近くでは、シュノーケリングの講習が行われ、その後、生徒たちは波消しブロックの近くで潜ってみたり沖合いでは、バナナボートに乗って楽しむ様子がありました。
生徒は記者の「宮古島はどうですか?」との質問に「サイコーです!」と答え、「(寒くて)心配やったんですけど、海の方が温かくて良かったです」と話しました。
2024年1月24日は、県内ほとんどの地点で「最も寒い時期を下回る」寒さになりましたが、沖縄気象台によると1月25日から気温は上がり始め、来週には20度を超えると予想されています