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元日に最大深度7を観測する能登半島地震が起きたことで防災への意識が高まるなか沖縄県庁で1月24日に約2000人が参加する大規模な消防訓練が実施されました。

「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」

防火・防災の意識を高め日頃の備えを充実・強化することにつなげようと沖縄県庁で行われた消防訓練には職員など約2000人が参加しました。訓練は那覇市で震度6強の地震が起きたことによって庁舎内で火災が発生したという想定で実施されました。どこで火が出たのか職員が火元を探すとともに発見後は延焼させないために防火扉を閉めたり消防が到着するまでの間、消火器などを使って初期消火をしたりしていました。

消火活動と並行して職員は1階に避難していて、そこでは、逃げ遅れている人がいないか確認するほかけがをした人に応急処置を施すなどしていました。

今回は22分で職員の避難が完了しましたが、前回実施された2019年の訓練と比べて7分30秒”遅い”結果となりました。

沖縄県総務部・宮城力・部長「本庁舎は3000人が勤務して毎日多くの方が来庁されます。この本庁舎では万が一に備え、万全の防災体制を確立することは我々の大きな責務であります」

職員たちは”いつ発生するかわからない災害への備え”について改めて考えている様子でした。