特集です。先週は汗ばむ陽気でしたが、今週になって寒い日が続いていますね。そんな寒~い日に、あたたか~いスープのお話です。地元の食材を使い、作り手が料理のこだわりや思いをたっぷり詰め込んだ旨くてアツいバトルがうるま市で繰り広げられました!
カップから豪快にはみ出たチキン。ブリンッブリンのてびち。色とりどりの野菜がたっぷり、どのスープも、とってもおいしそう!沖縄も真冬。かなり寒くなりました。そんな時にこそ、あたたか~い「スープ」が食べたくなりますね。
料理人たちが自慢の腕をふるった「スープ」で「すーぶ」つまり「勝負」する「スープすーぶ」がうるま市で13日と14日の2日間にわたって開催されました。(初回の去年に続いて2度目の開催です)
今回の勝負に参加した店舗は全部で「18店舗」です。出場する条件は地元うるま市の食材を使うこと。それ以外は自由な発想でそれぞれのお店がこだわりの逸品を販売します。それでは出品されたスープを見てみましょう!
石川ししや~「県産豚肉、県産お野菜たっぷりてびち汁」
カフェ パノ「中華ネギ塩水餃子」
CAFE&BAR ROUPEIRO(ホペイロ)「発酵旨辛チゲスープ」
カレースタンドベーカリー「ココチキマサラスープ」
合同会社キンアグー「金アグー中身汁」
黒毛和牛あやはし「牛モツ春雨スープ」
呉記屋台「冬瓜と肉団子のスープ」
しまのたね.「野菜となまり節のほっこりスープ」
TACO PETES OKINAWA「魚介たっぷり海鮮スープ」
CHILL BASE「無農薬野菜のデトックススープ」
肉のサブロー「牛汁」
HEARTY HEARTY(ハーティー・ハーティー)「丸ごとレグと県産野菜の参鶏湯風」
パナマ原人「クラムチャウダー」
ヘルシービストロ「りゅうさんち」「ヴィーガンスープカレー」
ヤカビーチパーラー「悪魔の旨辛スープ」
焼酉 一輝(やきとり・いっき)「香ばし焼鴨と水郷赤鶏の黄金(おうごん)スープ」
ゆいまーる「ほっと温まるベーコンと白菜のミルクスープ」
利休 抹茶本舗(りきゅう・まっちゃほんぽ)「今までなかったタコミートスープ」
壮観!!どのスープも個性的ですね~。訪れた皆さんは何を食べているんでしょう?
親子 男の子食べる「おいしい」何が好き?「貝」「貝入ってた?」「ウン」
女子「おいしいです」何がおいしい?「肉!」
女性「中身汁とクリームスープ食べました」3個目?「はい」どれが一番おいしい?「全部おいしいです!」何に投票するか決めた?「まだ。今いろいろ試して、まだ食べる予定です」
食べた客は自分が一番おいしいと思ったスープに投票します。
あら?この人はキャッチー1部でスーパーマーケット中継に出演している歌手の「みーかー」さんこと、平川美香さん!力強い歌のパフォーマンスで会場を盛り上げていましたよ。会場では元日に発生した能登半島地震への募金も集められていました。
さていよいよ結果発表です、、、
2日間に亘って開催しております第2回のスープすーぶ、これより表彰式を行います~!
2日間の投票数はあわせて834票あったそうです。
『第3位に輝いたのは、焼肉サブローさんです!』
沖縄市の焼肉屋「肉のサブロー」。エントリーはその名も「牛汁」、和牛農家3代目が作る秘伝の牛汁でした。
「一番になりたかった!!」
『第2位は、焼酉 一輝さんです!』
沖縄市の焼き鳥屋「焼酉 一輝(やきとり・いっき)」が「スープすーぶ」に出した「すーぶスープ」は「香ばし焼鴨と水郷赤鶏の黄金スープ」です。鶏ガラ100%で水郷赤鶏のポテンシャルを最大限に引き出しました。
「うるま市の食材はネギだったり、うるマルシェで買ったニンニク、浜比嘉のお塩とかブレンドして使って」
『そして栄えある優勝は、ヘルシービストロ「りゅうさんち」です!おめでとうございま~す!なんと2連覇!』
初回の去年に続いて2連覇を果たしたのは、うるま市のビストロでした。出品したスープは「うま藻スープカレー」!・・・ん?「うま藻」?
2023年12月14日放送 藻 × 泡盛粕=うま藻 サステナブルな新食材 ビジネスキャッチー
834件の投票がありまして、りゅうさんちは175の投票がありました、全体の21%!
うるま市で開発された旨味食材「うま藻」と野菜の出汁が効いたスープカレーは無添加無着色のヴィーガンカレーでありながら旨味たっぷり!堂々の2連覇でした。
加藤 龍如(かとう・りゅうすけ)さん「うま藻っていう未知の食材おいしいんですけど、これを広めたいっていうのがありまして(このうま藻って乗せることで何だろうって敬遠されたら怖いなって思いつつも、そこは敢えて)うま藻っていうのを前面に押し出して勝負したいなと思って作りました」
「植物性なんですけど鯛とかカラスミのような魚介の味がするのでそれを感じて欲しくて野菜の出汁だけで(作って)結果ヴィーガンという形になって」「お肉おいしいところいっぱいあるので、どうしようかなって思ったんですけど、野菜とうま藻だけで勝負しようと決めて味を試行錯誤して作ってきました」
主催者の仲西 洋陽(なかにし・ひろや)さん「店舗の思いだったりこだわりだったりおいしさだったりのスープで競うって勝負なので、尚うるまの特産品だったり名産品だったりを調べるきっかけにもなるし、子ども達に伝える機会にもなるので、そういうイベントの内容ではとても素晴らしいイベントじゃないかなと思います。」
全部食べたんですけどレベルが去年と違い高くなっています!選べないですよね。
体も心もあたたまるスープのアツい戦いで会場は大いににぎわいました。