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朱色に輝く首里城正殿の屋根に乗せる「赤瓦」の試作品が完成したことからこれまでの研究成果などが発表されました。
沖縄県工業技術センター・主任研究員・花城可英さん「今回の研究において、原料調査、配合試験の結果をもとに、仕様を満たす首里城瓦の製造の目途が立っています」
沖縄県工業技術センターでは5年前に火災で焼失した首里城正殿の復元に向けて「赤瓦」の研究を進めていて1月17日に成果発表の場で最終的な試作品を展示しました。
「クチャ」と呼ばれる原料の土は那覇市首里石嶺で取れたものを使うことやクチャと混ぜ合わせる「赤土」を全体の3割ほどにすると焼き上げた時に雨に強くて丈夫な瓦になることがわかったということです。
県工業技術センター主任研究員花城可英さん「(これから)各瓦工場で安定した品質の瓦ができあがっていくのをサポートしていく。それが今後の私の仕事になると思う」
首里城・令和の復元に使われる赤瓦は先週から製作が始まっていて2024年度には正殿の屋根に取り付ける工事が始まる予定です。