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見せる復興をテーマに施設をリニューアルです。デジタル技術を活用して首里城の歴史などを学ぶことができる施設「首里杜館レビューホール」が2023年12月21日オープンしました。
令和の首里城再建では、「見せる復興」として組み立て作業の様子などを来場者が建設現場見学できるようになっています。その一環で見学のスタート地点である首里杜館1階がリニューアルされ、2023年12月21日から歴史や文化などを学習できる場・レビューホールとしてオープンしました。
この施設では来場者が、首里城見学で得た知識を基に作成された問題に解答するコーナーやパネルで復興に関わる人を紹介をしています。
そのほかおよそ500平方メートルある屋外展望ホールでは、那覇市街地を見渡せることができ施設内のホールと合わせるとイベントスペースとして利用も可能だということです。
県土木建築部・首里城復興課の金田俊介主任技師は「(首里城)工事の状況に応じて中身の展示を変えたりコンテンツの内容を変えたりイベントと連携したり全て上手く情報発信をしながら、どんどん首里城の復元の状況を盛り上げていけたらと思っています」と話しました。
一方、正殿の玉座の後方に飾られる「扁額」の復元に向けた検討委員会が2023年12月21日に、浦添市で開かれました。
メンバーらは試作品を前に今回の復元で朱色から黄色に変わった色味のほか額縁に施された龍や彫刻の文様などを確認し、本作の仕様について話し合いました。また、実際に取り付けられる扁額にイヌマキを使用することや題字の厚み、額縁の図案などの仕様について決定しました。
制作は、2024年1月から本格的に始め2026年3月の完成を目指す予定となっています。