※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

人権の問題などに取り組む団体が敵基地攻撃能力の保有を盛り込んだ安保3文書と南西諸島への自衛隊の配備強化から見える現状と今後について考える講演会を那覇市で開きました。

この企画は、アメリカ統治下の沖縄で人権問題の解決に取り組んできた沖縄人権協会が開いたものです。今回は、与那国島への自衛隊配備について研究している憲法学者の飯島滋明教授が、敵基地攻撃能力の保有を盛り込んだ安保3文書と南西諸島への自衛隊の配備強化から見える現状と今後について講演しました。

そのなかで飯島教授は、「南西シフトはアメリカ軍の軍事戦略を担うもの」と指摘、「戦争する国づくり」をすすめる政府に対して「戦争は絶対にいけない」と意思表示をすることが大事だと話しました。

名古屋学院大学・飯島滋明教授は「岸田文雄首相は数十年にわたる平和主義を放棄しようとしている。そして自分の国を真の軍事大国にしようとしてるっていうふうに(米タイム誌で)紹介されています。アメリカでさえこう言われてる。(国は)こういった政策をしようとしてるんです」と述べました。

参加者らは、沖縄をめぐる自衛隊配備や憲法改正の問題などについて耳を傾けていました。