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屋久島沖のオスプレイ墜落事故を受けて、那覇市議会は2023年12月4日の本会議で事故原因究明までのオスプレイ飛行停止を求める抗議決議を全会一致で可決しました。
那覇市議会・糸数昌洋議員は「一歩間違えば住民を巻き込む大惨事につながりかねないだけに、今回の事故の衝撃は大きく、不安と恐怖は計り知れないものがある」と読み上げました。
議長が「決議案第6号は原案の通り決することにご異議ありませんか」と問いかけ、議員たちは「異議なし」と答え、議長は「ご異議なしと認めます」と述べました。
那覇市議会が可決した抗議決議は、普天間基地所属のオスプレイが事故後も飛行を強行していることについて、「断じて容認できない」と訴えています。宛先はアメリカ大統領のほか、在日アメリカ軍司令官などで、後日郵送する予定です。
一方、玉城知事は2023年12月4日午前、「事故の原因究明が判明するまでは、すべてのオスプレイの飛行を停止し、迅速な原因究明に取り組んでいただきたい」と記者団の取材にこのように述べました。
また、県議会は2023年12月4日米軍基地関係特別委員会を開き、開会中の県議会11月定例会に今回の事故に関する意見書などを提出する方針を取りまとめました。今後、内容などを調整したうえでできるだけ早く提出したいとの考えを示しています。