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戦争中に解散した「沖縄県警察」に代わり戦後、収容所でアメリカ軍が任命した民警察官が誕生しました。

戦火が激しさを増していた6月、当時の沖縄県警は命令により解散。66年間の歴史に幕を下ろし多くの警察官は、し烈な戦火のなかを彷徨うことになりました。

沖縄県警察史によると、戦後、県内各地区の収容所では地区ごとに権限をもっていたアメリカ軍の隊長が、収容所ごとに警察官と署長を任命し民警察が誕生しました。

しかし、任命の基準はまったくなく隊長が独断で、体格の良い者から選ぶなどしたため素人警察官が多く、もともとの警察官のなかには復職を躊躇した者も多かったとされています。

そのようなアメリカ軍のやり方ではまともな警察となるはずはなく住民からの反発も多く治安を安定させるには困難な状況が続きました。