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軽油に重油や灯油を混ぜた不正な燃料が使われていないかを調べる軽油の抜き取り調査が名護市で実施されました。

この調査は、軽油に灯油や重油などを混ぜた「不正軽油」の流通を防ごうと県と警察などが毎年、この時期に実施していて2023年11月14日は沖縄自動車道・許田料金所の駐車場で行われました。

トラックなど大型車を対象に調査員がタンクに入っている燃料をポンプで抜き取り、ドライバーに給油した時期や場所などを聞き取ったりしていました。

県によりますと、軽油には、1リットルあたり32・1円ほどの「軽油引取税」がかけられていますが、これを免れようと灯油や重油を混ぜた不正燃料を使うケースが全国で後をたたないということです。

県税事務所広域総括・與那嶺哲也さんは「燃料が高騰して厳しい状況だと思うんですけど、不正軽油というのは軽油引取税の脱税だけでなく環境問題と別の悪影響もあるので法令遵守でやって頂きたい」と述べました。

2023年11月14日は、18台を調査して不正軽油の疑いは見つからず県は引き続き、不正軽油の撲滅に努めていくとしています。