女子ハンドボール選手の半分以上が入れ替わり、新チームで今シーズンに臨んでいるザ・テラスホテルズ ラティーダがホーム開幕戦を迎えました。これまで以上のファン獲得を目指して「#行こう750ラティーダ」と題して観客の入場者数750人を目標にホーム開幕戦を盛り上げようという企画が行われました。
日本ハンドボールリーグ参入3年目のザ・テラスホテルズ ラティーダ。ホーム開幕戦を盛り上げようと、「#行こう750ラティーダ」と題して観戦チケットの割引や、オリジナルTシャツの配布などのキャンペーンを展開。会場である名護の体育館には多くの人が集まりました。
観客「見たことなかったけど一度見せてみようと思って来た」
観客「みんなで一体となって盛り上げて絶対勝たせます」
観客「ラティーダ絶対勝つぞー」
子どもたちの声援を受けて戦うラティーダは先週初勝利を挙げ、これが1勝1敗で迎える第3戦。相手は昨シーズン3位でプレーオフに進出した実力を持つ、アランマーレ富山です。前半、先制を許しますが、中から切り込み、この日チーム初得点を挙げたのは、うるま市出身のルーキー當山桃加。
ザ・テラスホテルズ 當山桃加選手「地元で応援して下さる皆さんの前でホーム開幕戦初得点を取れたのはとても大きい」
當山はこのあと2点目、3点目と連続で得点。躍動する姿を地元沖縄で見せます。
ザ・テラスホテルズ 當山桃加選手「ホーム初得点の後は緊張もほぐれて1回シュートを決められたところから(もう一度)崩せたのは出だしとしては良かった。」
しかし、固いディフェンスが持ち味のアランマーレ。体の大きい選手を相手になかなかシュートが打てず、逆に攻め込まれるラティーダ。苦しい時間帯が続きますが、それでもゴール前に立ちはだかったのはキャプテンを務めるゴールキーパー、桑原美紗季。
ザ・テラスホテルズ 桑原美紗季主将「絶対に落としたくない試合なので、まずは気持ちとチームを鼓舞するようなプレーができたらと思って試合に臨んだ」
好セーブを連発し、相手に流れを渡しません。前半は2点差で折り返します。後半の逆転に望みをかけるラティーダでしたが、去年と比べて選手が減って層が薄くなった上、前半の運動量の高さによるスタミナ切れもあり徐々に相手にペースをつかまれます。
ラティーダは前屋敷龍佳(ラティーダ15点目)や江藤美佳(ラティーダ19点目)のシュートで反撃を試みますが、最後まで厚いディフェンスの壁を突破できず。ホーム開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。
試合後は、サイン会が行われ、コート上で戦っていた憧れの選手たちと交流した子どもたちは笑顔を見せていました。
ザ・テラスホテルズ 上地涼奈選手「ハンドボールを知らない子が多いのでアプローチをかけて今日を迎えることができた」「見ている方が応援しているようなチームを作りたい。浦添が地元なのでたくさんの人に応援されたらと、そのために成長していけたらと思う」
来週は浦添で第4戦が予定されていてきょう出た課題を胸に、ホーム初勝利を目指します。この試合の来場者数は570人だったそうでしたが、いつものホーム戦よりも300人くらい多かったと上地選手が話していました。子どもたちと触れて目を輝かせていた選手たちの姿が印象的でした。