※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
3連休が始まりました。初日となった「文化の日」の11月3日は、琉球王国時代にタイムスリップしたかのような荘厳さを再現したイベント『古式行列』が那覇市で行われました。5年ぶりに通常開催となり多くの人でにぎわいました。
船越義人記者「色鮮やかな衣裳に身を包んだ琉球国王と王妃が奉神門から姿を見せました。これから古式行列が始まります」
『古式行列』は琉球王国時代に国の繁栄と豊作を祈願して、新年に国王が首里城の近くにある円覚寺・天王寺・天界寺の3つの寺を参詣した『御三ヶ寺参詣行列』という行事を再現したものです。
2023年は読谷村に住む渡嘉敷大雅さんと沖縄市に住むスピーナ瑛利香さんが国王と王妃を務めています。行列は「親雲上」と呼ばれる役人などを先頭に牛ぶらや馬ぶらなどの伝統的な楽器を演奏しながら練り歩きました。
訪れた人「こういう行事も戻ってきてにぎやかになってとても良かった」
訪れた人「(子どもと)初めてこの経験ができて良かったと思います」
訪れた人「日本っぽくない音楽だったので、そういう文化が入ってきているんだなと思いました」
訪れた人「すごく神秘的だなと思った。(古式行列を)生で見る機会が少なかったので見れて良かった」
「古式行列」はこれまで首里城の火災や新型コロナの影響で規模の縮小などをせざるを得ませんでしたが、2023年は5年ぶりに龍潭通りから鳥堀交差点まで歩く通常規模での開催にこぎ着けたことで多くの見物客でにぎわいました。
首里城の復興を祈願する催しは「絵巻行列」など各種イベントが11月5日まで行われることになっています。
正殿の再建はというと、柱や梁として必要な513本の木材の搬入がすでに終わっていて、現在は2階部分まで骨組み工事が進んでいます。年内には3階部分まで組み終える予定です。