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那覇市歴史博物館に所蔵されている琉球王国時代に国王が着用していた国宝「玉冠」と「唐衣裳」が2023年11月2日メディアにお披露目されました。

琉球国王の「冠」として唯一、現存している国宝「玉冠」は、国王が、即位儀礼である冊封や重要な儀式のみに着用したとされています。

今から300年以上前の中国の明の時代に王国へ寄贈された冠にその後、王の権威を示すため金や銀、珊瑚など7種類の飾玉や2頭の龍が向かい合わせた金の簪を施しました。

また、中国の清の皇帝から贈られた反物で仕立てられた「赤地龍瑞雲嶮山文様繻珍唐衣裳」などが4年ぶりに公開されました。

那覇市歴史博物館・伊集守道主任学芸員は「琉球王国の工芸の技術全てが凝縮された工芸品になるので当時の琉球国の人たち技術者達の素晴らしい所を衣裳とか冠を通して感じて頂ければと思います」と述べました。

国宝「玉冠」と「唐衣裳」は、那覇市歴史博物館で2023年11月11月3日から15日まで一般公開されます。