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ハンドボールです。日本リーグ女子のザ・テラスホテルズ ラ・ティーダが今週末、21日にシーズン開幕戦を迎えます。これがリーグ参入から3年目のシーズンとなるなかで、2人の県勢選手も活躍を誓っています。

新たなシーズンの開幕へ向けて汗を流すザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ。 おととしからリーグに参入し1年目は1勝で最下位に終わるも、2年目となる昨シーズンは5勝をあげて、順位も8位に。さらなる勝利が期待される、勝負の3年目を迎えます。

桑原美紗季キャプテン「一人ひとりが自分の役割をしっかり全うして、目標のプレーオフに向かって一戦一戦全力で戦い抜いて、皆さんと1つでも多くの勝利を喜びあえるシーズンにしたいと考えています」

さらなる積み重ねを目指す新シーズンですが、チームのメンバーは大きく入れ替わっています。

昨シーズン以降、引退や退団を合わせ10人がチームから抜けた一方で、新加入は7人と現状で3人少なく、さらにその多くが今年大学を卒業した選手らで初めて日本のトップリーグに挑戦します。

経験や人数の少なさなど課題はありますが、ただ、選手たちを見てみると、 これまでと変わらず明るい雰囲気が流れています。

東長濱秀作監督「大きく若返ったチームなので日本リーグの、経験値が浅いといえばそれまでなんですけど、怖さというのも理解していないと思うので、前向きなところを前面に引き出して戦っていければと思います」

大きく入れ替わったチームを指揮する東長濱秀作監督は、 攻守におけるキーマンをあげました。

東長濱秀作監督「チームの選手の数が少ない中でゴールキーパーは3人と揃っていますし、彼女たちが協力していかに失点を抑えるかということがディフェンス面では大きく勝利に直結してくる部分だと思いますし、攻撃の中では去年までも攻撃を牽引してきた上地と、今回當山という県勢からテラスに入団してくれた選手がいまして」

勝負の3年目 ザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ

オフェンス面で名前が上がったのが2人の県勢選手。コザ高校出身で東海大学を経て、初めてトップリーグに挑む當山桃加。

當山桃加選手「地元沖縄でハンドボールがしたいという思いが強くて、ここ地元のテラスホテルズを選びました」

大学まではディフェンスで活躍していた選手ですが、ここでは監督らから能力を買われて、攻撃的ポジションにも挑戦しています。

當山桃加選手「日本リーグに入ったからにはやるしかないと思っているので、本当に楽しんで自分ができることを精一杯やろうと思っています」

そしてもう一人の県勢がチームのリーグ参入と同時期に加入し、在籍3年目となる上地涼奈。 去年から主力として活躍したきたこともあり、 強い責任感とともにシーズンに挑もうとしています。

上地涼奈選手「自分自身も入団して3年目になっていて、自分自身の1・2年目とは違う立場を実感する期間がすごく長かったので、このリーグ開幕までメンバーが変わったとか人数が少ないとかは、応援してくれる人からしたら言い訳でしかないので」

きのうの練習でも1人でゴールへと向かう姿が見られるなど、チームを引っ張る覚悟が感じられました。その胸のうちには、地元でプレーできる数少ない県勢選手だからこその思いもあります。

勝負の3年目 ザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ

上地涼奈選手「沖縄県の人って沖縄県民大好きじゃないですか。だからハンドボールが盛んと言われる沖縄県だからそこのチームの所属している沖縄県出身としては背負うものは確実に大きいですし、地元で応援してくれる人がたくさんいるなかでプレーさせてもらえることは、自分がその人たちに返していかないといけないと思うので」

2人の県勢選手も意気込む、 チームとしての真価が問われる3年目のシーズンは 21日にアウェーで開幕。来月5日にホーム開幕戦を迎えます。

當山桃加選手「沖縄を盛り上げていけるような、勝利に貢献できるようなプレーをしていきたいと思っています」

上地涼奈選手(3年目は)ただ頑張っているから応援ではなくなってくると思うので、しっかり勝てるようなチームとして、リーグ期間中も成長できるように頑張っていきたいです」