Theスポーツです。熱戦展開中の夏の甲子園を目指す高校野球は昨日で1回戦が終了。今大会第一シードの小禄が登場しました。
第1シードの小禄は、1回いきなりピンチを迎えます。内野安打にエラーが重なり2アウト2塁。
続くコザ4番奥間の打球はセンターへ
センター上間の好返球でピンチを切り抜けた小禄、その裏反撃に転じます。
好守備を見せた上間は打線でもレフト前ヒット。3番玉那覇も続き、5番山里の2点タイムリーで先制点を奪うと、さらに6番玉城光貴(たましろみつき)は、大会7号の2ランホームランでリードを広げます。
結局小禄は15安打の12得点第1シード貫禄の勝利です。
上間雄成選手「きょう打つ自信があったので思いっきりいい球だけ振っていこうという感じで」「第1シードだったんですけど、チャレンジャー精神できょうはがんばれました」
高良監督「きのうまで全く駄目だったんですよ」「初回の攻防、あれが良かったと思いますね、肩の力が抜けて」「ようやくぼくらも夏の戦いが始まったと」
続いては第4シード糸満が久米島と対戦しました。島には高校が一校しかなく、練習試合もままならない久米島が素晴らしい戦いを見せてくれました。
第4シード糸満対、久米島の試合は初回に動きます。
久米島先発、3年生桃原がヒットとフォアボールで満塁のピンチを招くと、糸満は5番平良の3点タイムリーで、あっさりと先制!シードの実力を見せ付けます。
続く2回にも1点を許した久米島は、このピンチでマウンドに1年生、安村太樹を送ります。
その安村が糸満打線を翻弄。マックス140キロを超えるストレートと変化球でシード糸満に、付け入る隙を与えません。
この1年生の頑張りに先輩達が応えました。7回、連続ヒットで久米島は1点を奪うと、2アウトながらなおも1塁3塁のチャンスに、2年生又吉!
3対5。久米島が2点差まで詰め寄ります。
しかし8回、安村がついに2点を奪われると糸満リードで迎えた9回2アウト。最後の打席には代打キャプテンの山城勇大。
島には高校は一つだけ。負担の大きい遠征費を少しでも浮かせるために飛行機ではなく船で移動。そうやって作り上げたチームでした。
山城勇大主将「最後打って出たかったんですけど出れなくて」
糸数正人監督「本当に一緒にやってきて良かった。後輩につながるような野球というのをやってきたのかなと思いますね」
来週土曜日は、興南、嘉手納、浦添商業と強豪校が続々と登場し、ベスト16が出揃います。
以上、ザ・スポーツでした。