女性「お父さんと兄弟と、姪っ子、お嫁さん、9名」「さぞかし、おなかもすいてたはずだし、さぞかしつらかっただろうなって」おばあ「避難しながら、自分のおうちに帰ろうとしたら一発でやられてしまったんですよ。おばあちゃんはおうちで(米軍の)艦砲射撃でやられて」「戦争の話はもうできません。忘れたことないんです。」
男性「ああいった激しい戦争の中で、肉親でありますのでね。私たち、生き残りとしてね、ずっと弔っていきたいなと、そういう気持ちでやってきています」
糸満市-魂魄の塔・戦後山野に残された遺骨を集め、ここに供養した。遺族「主人のお兄さんとお母さんが、戦争でいなくなったけれど、遺骨がないもんですから、たぶんここにね、合葬されているとおもいますので、毎年伺っています」遺族「これは忘れられませんね。戦争のことは。もう6月になったら、しょっちゅう思い出しています」遺族「こんな戦争は嫌です。はっきりいって」
今年で49回目の平和行進、厳しい日差しが降り注ぐ中約1000人が平和記念公園を目指した。遺族「先祖供養として、平和行進、毎年歩いています」遺族「戦後もすごいうちなんか、苦労しましたからね。食べるものもなくて」遺族「二度と戦争はしてほしくないし、平和な世の中が続きますように」小学生「戦争で、これ以上の距離を歩いたり逃げたりしていたので、そういうことを体験できるので、いいと思います」小学生「戦争で亡くなった人のことを考えながら、その人の気持ちに答えながら行きたいと思います」
正午 「 黙祷 」
名嘉司央里さん「戦争というのは、何も幸せも生まれないし失うものばっかなので繰り返しちゃならないものだしだからこそ今、こうやって書いていかないといけないとおもったのでこの詩を書くきっかけになりました。」
≪焼香する来場者≫Qどんな思いで来場し、祈りを捧げたか?
80代男性「もうを詰まりますよ。(首にてを当てながら)なにもいえないです。」おばあさん「私自身は熊本に疎開していたが、父親と兄貴、それから弟、兄貴の子どもが2人、5名も亡くなりました。思い出しました。(どういう気持ちでご焼香されましたか?)二度とこんな戦争はやってほしくないですね」
県外から最近引っ越してきた若いお母さん「戦争って怖いなーって思ってはいるんですけど、沖縄に来て強く思ったので、ここに来てやっぱり絶対にあってはならないと思って参加しました」若い男性「親戚が亡くなっているので、お参りに毎年来ています」
Q菅総理のあいさつをどう受け止めたか?30代女性「沖縄県民としてやはりそういう苦しみというものを本当に分かっていらっしゃるのかなというのは感じました。」
おじいさん「本当に謝罪するんだったら、国外に移転するほうがいい。それをアメリカの方々と先頭に立って話し合って」おばあさん「みなさまに通じればいいんですけどね。立場上そうもいかないところもあると思うが、今新しい総理になった時点で少しでも変えていってもらえれば」