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23日は慰霊の日です。住民を巻き込む激しい地上戦が展開されおよそ20万人が命を落とした沖縄戦から、65年。県内各地では朝早くから多くの人々が祈りを捧げています。
戦後、山野に残されていた遺骨を集め、供養した糸満市の魂魄の塔には朝早くから祈りを捧げ、花をたむける多くの遺族たちの姿が見られました。遺族たちは「これは忘れられませんね。戦争のことは。もう6月になったら、しょっちゅう思い出しています」「こんな戦争は嫌です。はっきりいって」と思いを語っていました。
また、ことし49回目となるむかえる平和行進も同じく糸満市からスタート。戦争の悲惨さを忘れず平和を守ろうと訴えながらおよそ1000人が平和記念公園を目指して行進しました。
参加者は口々に「先祖供養として、平和行進、毎年歩いています」「戦争で、これ以上の距離を歩いたり、逃げたりしていたので、そういうことを体験できるので、いいと思います」と汗を拭きながら答えていました。
午前10時30分には、就任後初めての来県となる菅総理大臣が到着。全戦没者追悼式がおこなわれる糸満市へと向かいました。