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毎年この時期に普天間第二小学校で実施される避難訓練。アメリカ軍の飛行機が墜落したという想定は沖縄以外の都道府県では考えられないものです。しかし毎年の訓練は子どもたちにとってすっかり慣れっこになってしまっているという現実があり、ことしは訓練を前に特別授業がありました。
特別授業には今から51年前に起きた宮森小ジェット機墜落事故の際、当時の教師が招かれました。事故のすさまじい様子の他、宮森小では避難訓練をしていなかったために児童がパニックをおこしたことなど、日ごろの訓練の重要性を語りました。
訓練を前に、校長は「自分の命は自分で守ると。しっかりと放送を聴いてしっかり先生の話を聞いて行動するというところで訓練をしようかと思っています」と訓練の意義を強調しました。
特別授業を踏まえて臨んだ午後の避難訓練。全校児童706人の動きは、去年までとは違っていました。高学年と低学年が二つの場所に分れて集まり、およそ6分ほどで速やかに避難することができました。
子どもたちはいつ自分たちの身に起きてもおかしくないと訓練の重要性を改めて再確認した様子でした。ある児童は「本当に落ちたら怖いけど、命を守るためなのでちゃんとできてよかったと思いました」と語り、またある児童は「被害も及ぶと思うので基地も移設してほしいと思います」と話していました。