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2023年6月、県庁の地下駐車場でPFASを含む泡消火剤の流出事故を受けて、県は2023年9月27日会見を開き、「危機意識が欠如していた」と謝罪しました。

県・総務部宮城力部長は「県民の皆様に多大な不安を与え、公表と説明が遅れましたこと、重ねてお詫び申し上げます」と述べました。

県によりますと2023年6月18日の早朝、県庁の地下2階の駐車場に設置されているスプリンクラーから泡消火剤が漏れ出し、回収作業できなかったものが湧水槽に流れていました。

泡消火剤は、2015年度に有機フッ素化合物・PFASなどを含まないものに交換していましたが、2023年9月12日、湧水槽の水位が低下していたことで、外部へ流出したことを確認。

県が、2023年9月19日に排水ルートに沿って水質調査を行った結果、湧水槽からは国の暫定指針値の480倍にあたる高濃度の値でPAFSが検出されたほか、県庁の外にある排水桝や久茂地川の公共雨水菅出口付近からも検出されました。

2023年9月27日の会見で県の担当者は、「以前使用していた泡消火剤が配管内に残留していた」と見解を示し、公表が遅れたことについて「危機意識が欠如していた」と謝罪。

今後、県の各施設に設置されている消化設備の調査を行うとともに、PFASを含まない泡消火剤に取り換えていくとして、「県民の信頼回復につとめていきたい」と述べました。