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パワフルなおばあちゃんたちの話題です。竹富町小浜島では、お年寄りたちが十八番を披露する会があります。

仲盛朝子さん「入会するときにきれいに花嫁衣裳着て入会させてもらうから」

小浜島で16年前から行っているデイサービス「うふだき会」への入会は、80歳になるとウェディングドレスを着て記念撮影をするのです。

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結婚式をする機会がなかったおばあちゃんたちにとって大好評の入会式です。

大石ハツさん「これ娘が花輪を作って頭に載せてくれたのよ。戦後、うちなんか花嫁姿なかったから初めてつけた。初めてつけたんだからね若返ったような気持ちで」

そんなおばあちゃんたちが入会後一番楽しみにしているイベントが今月5日小浜島公民館で行われました。

「(大久チヨさんは)今94歳だけど、自分でお化粧したら60代に見えるって。今から眉描いて口紅したら30代になるって。舞台に出たら20代になるって」

年に一度、特技の歌や踊りを披露する「三月遊び(サンガツアシビ)」という発表会です。社会福祉協議会の協力を得て今年は16回目。年々、披露するものもグレードアップしている「うふだき会」です。

今年は、おじいちゃんたちのデイサービス「仲良し会」のメンバーも含めて50人が20の演目を披露していました。

最高齢98歳のおばあちゃんは、小学校4年生の頃に習った歌を披露。

また、同級生3人で幼い頃を思い出して遊戯する人も。

『太郎さんごめんなさい、次郎さんごめんなさい。ごめんなさいがぶつかって両方は、一緒にわっはは!」

そして舞台では20代になると話していたおばあちゃんは・・・水平さんの格好して登場!!

乙女心全快のおばあちゃんたちに、会場は、終始笑いの渦に包まれていました。

観客「じいさん、ばあさんも元気だから自分なんかも頑張れるような感じもある」

観客「ばあさんが頑張っている姿がよかった。普段、歩けない歩けないと言いながらも、もう舞台にでたらしゃんとしているから。こっちはひやひやしながら、でも全然転ぶ人もいなくて、上手にみんな出来ていた」

慶田城ヒテさん「また来年もいらっしゃいね〜」

いつまでも女心を忘れないことが長寿の秘訣なのかもしれません。ちなみに、おばあちゃんたちが着ていた衣装は、すべて自前なんだそうです。