めざせ甲子園10回目のきょうは具志川高校です。時間を大切にしとにかく楽しむ野球を心がけているチームです。
創立26年の具志川高校には、少し変わった特徴が・・・。授業の終わりを告げるチャイムは鳴るのですが、始まるチャイムは鳴りません。これは、自分たちで時間を確認して行動するためです。
森井くん「みんなきびきび自分で行動できるようになって、無駄な時間を過ごさないといというのが出来るようになりました」
具志川高校の野球部は、この学校生活で身に着けたものが野球にも影響しています。
上間圭司郎主将「もっと元気だしていこう!OK?暑いから水もこまめにとって」
練習内容も自分たちで考え、とにかく全員で野球を楽しむことを心がけているのです。
チームの大黒柱は、エースで4番の知念桂五。マックス132キロのオーバースローは、コントロールがよく、低めの変化球で打たせて取るタイプ。エースを中心に、ゲームの流れをみんなで作る全員野球です。
上間主将「常にプレーを楽しむところです」
自分で考え楽しむ野球がモットーの具志川を象徴する選手がいました。
マネージャー「森井幸治くんだと思います」
上間主将「流れが悪くなったときは、森井くんがチームをまとめてくれるのでとても助かっています」
実は森井くん、3年間先発メンバーではありません。去年は、部員60人いる中でなぜレギュラーになれないんだろうとモチベーションが下がった時期もあったといいます。
森井幸治くん「秋(の大会)は、ちょっと(メンバーに)入れるだろうなって自信がからあんまり声を出さなかったんです。でも春に、俺やばいと思って、全力で声だししていたら、声出すのが楽しくなって、どんどんテンションあがってきて、気づけばこういう役目になりました」
この日も、少しでもチームの雰囲気が悪くなるとみんなを集めます。
森井くん「こんな感じのふにゃふにゃだよ、マジで。ほんと楽しもう!楽しもう。試合より声だそう!」
やってくる夏を思い切り楽しむ具志川野球はプレイ(遊ぶ)ボールで始まる!
知念桂五選手「ずば抜けた選手は一人もいないので、みんなで一戦一戦戦う。チームワークは他のチームよりはいいと思います」
上間主将「まずは1球に集中して、悔いの残らないように、まずは楽しむことを心がけて一戦一戦頑張っていきたいです」
森井くん「ベンチでもスタンドでもグラウンドでも、どこからでも大きな声を出して野球全部を盛り上げたいと思っています」
『具志川高校甲子園行くぞ!いやさっさーへい!待ってろよ甲子園』