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3年後の秋の完成を目指して正殿の骨格が見えてくるようになりました。復元が進む首里城で9月4日に正殿を形作る「柱」を建てる作業が始まりました。

再建が進む素屋根の中で建物の骨組み工事が始まり御差床と呼ばれる玉座を囲む正殿の中央部分に大型クレーンで吊るした1本目の柱が8人の作業員の手によって礎石の上に立てられました。

1本目の柱は国産のヒノキで直径約40cm、長さは約7mで、重さは約500kgあって、沖縄県に寄せられた寄付金で奈良県から調達したものです。

総棟梁山本信幸さん「伝統建築やってる我々にとってもこれだけの大建築やるっていう機会が少ないものですから、なかなか見れない作業なのでより多くの方に見ていただきたいと思う」

清水・國場・大米JV川上広行所長「当初の目標としていた9月4日、きょう、無事に建て方が開始できるということであまりホッとしたらいけないのかもしれないがホッとしている」

正殿の骨組みには513本の柱と梁が必要で2023年のうちに組み立てが終わる予定です。作業の様子は素屋根のなかに造られた見学エリアから見ることができます。