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貴重な干潟について子どもたちにもっと知ってもらおうと、恩納村でGPSを使った干潟の調査が行われました。この試みは恩納村エコツーリズム研究会が2005年から毎年実施しているもので、恩納小学校の6年生36人が参加しました。

調査を行ったのは学校のすぐ裏の広大な干潟、屋嘉田潟原。調査方法は子どもたちがグループに分かれ、砂浜から海側にかけて、干潟の複数のポイントでその場所の自然環境を観察をするというもの。それぞれのポイントでGPSで緯度、経度を記録しながら、デジカメで写真を撮ったり、実際に手で触れるなどして記録をとっていきました。

身近にありながら、最近は干潟で遊ぶ子どもたちはほとんどいないということで、子どもたちは珍しいカニを発見したり、初めてナマコに触れたりするたびに歓声をあげていました。

参加した子どもの一人は取材に対し「すごいなーと思った。こんなに生き物がいて」と目を輝かしていました。

また、恩納村エコツーリズム研究会の仲西美佐子さんは「海に身近に接して、海のすばらしさを感じてほしい。海の大切さが分からなければ、これから先、海を守っていくことにもつながらない」と話していました。

子どもたちは今後、18日の記録をもとに干潟の環境地図を作ることにしています。