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宮崎県の一部ではまだ感染の拡大が止まらない家畜の伝染病・口蹄疫。県内では2ヶ月間セリが開催されていませんが、セリ市場では口蹄疫の終息とセリの再開を祈りながらの一斉消毒です。
宮崎の口蹄疫被害が依然として広がりを見せる中、県内の防疫体制を強化しようとそれぞれのセリ市場で一斉消毒が実施されています。
毎月およそ300頭の牛がセリに掛けられる今帰仁家畜市場では9日、JAと今帰仁村の職員らが集まり、セリに掛けられる牛が待機する畜舎や市場の周辺道路などを徹底消毒しました。消毒剤は600キロ分。今帰仁家畜市場ではいつでもセリが再開できるよう万全の体制を取っておくと話していて、セリの開催が決定した後も再度、施設とその周辺を消毒する予定です。
一方、県農林水産部では今後、宮崎県以外で口蹄疫が発生した場合、今帰仁村などで飼育する種牛や豚93頭を県内の離島に避難させる方針で、畜産農家にとっては気の抜けない時期が続きそうです。