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沖縄県内のレギュラーガソリンの小売価格が3週連続で最高値を更新していて190円台が間近に迫っています。終わりが見えない「高騰の波」に消費者がため息を漏らしています。

那覇市に住む消費者「40円台、30円台だったものがどんどん上がって…きょうも1円上がっていたのであーっと思いながら来ました」

糸満市に住む消費者「(値上げは)痛い。安いに越したことはない」

那覇市に住む消費者「高いとは思うんですが、(生活)になくてはならないのでそこは仕方ないかなと思います」

レギュラーガソリンの小売価格が今週、189・0円になり3週連続で過去最高値を更新しています。

有村商事沖縄株式会社・有村昌造さん「特に8月に入ってからの価格の上がり方というのは大きくてこの1カ月月で10円以上、11円ほどの値上がりというふうになってます」

那覇市にある若狭給油所では現金での支払いを薦めてキャッシュレス決済にかかる通信料や手数料を削減したり、店頭に出るスタッフを少ない人数で乗り切れるよう車の窓ふきといったサービスを省くなど徹底的なコストカットで沖縄県内の平均価格よりも低い値段で販売できるよう努めています。

ただ、店は度重なる仕入れ値の高騰を販売価格に転嫁せざるを得ない状況に立たされています。

有村商事沖縄株式会社・有村昌造さん「今はもう毎週のように、値段を上げざるを得ない。こんな高値で売らなければならないということには非常に心苦しい」

料金表を見ると百の位は「1」しか表示できません。想像もしなかった200円台という販売価格の足音が近づいてきていることもあり「看板」の料金表示を変えないといけない可能性が出てきました。現在の高値がいかに「異常事態」なのかを示しています。

有村商事沖縄株式会社有村昌造さん「本当に200円台の時代になるとどうやって表示しようかと(悩んでいる)。お客様からとにかく高いと、何とかしてほしいというような声がありますので、私どもとしてはそういう声に何とか応えたい」

国は9月7日からガソリン価格を抑える新たな措置を導入して10月には1Lあたり175円程度の水準を実現したい考えです。