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海と同じ生態系を陸に再生し、サンゴの楽園を作ろうという施設が読谷村に建設されていますが、この施設で今月、サンゴの産卵が確認されました。

サンゴ再生に取り組む金城浩二さんが読谷村に完成させた施設「サンゴ畑」は、サンゴを移植するだけでは環境の悪化に追いつけないと、温暖化も白化もない理想の海を陸上に作ろうというものです。

水族館のように餌やりや掃除もせず、生態系そのものを再現する施設で4日の夜10時過ぎ、コエダミドリイシの産卵が始まりました。10か月前に入れた時は10センチ程度だったサンゴの驚くほどの成長です。

結局、施設の4割以上のサンゴが産卵し、金城さんの妻・美佐江さんは「しあわせですよ。わたし今、世界一、宇宙一幸せかも。みんな頑張ったご褒美がこんなふうに表れてすごいです」と感激しながら語り、また金城さんは「可能性を感じる。ここで作っていくサンゴの卵をどのくらい海に流せて、供給源になっていくか、今日想像できた気がする。3年後にはかなり期待していいんじゃないかな」と嬉しそうに話していました。