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琉球王国時代の貴重な記録や精緻な美術工芸品など今に受け継ぐ琉球の宝を紹介する特別展が那覇市で開かれてます。
この特別展は、戦火をくぐりぬけ現代に守り伝えられた琉球の至宝を通して、琉球王国の技と美に触れてもらおうと企画されたものです。会場には、芭蕉を鮮やかな緋色に染め、繊細な花織が施された着物や螺鈿などの技法を使ったきらびやかな漆器など国宝に指定された尚家伝来の貴重な品、13点が展示されています。
このうち、黒漆に螺鈿細工を施した料紙箱は、夜光貝のもつ神秘的な色合いと多彩な色漆で様々な海の生き物が描かれ、可愛らしくも高貴な輝きを放つ装飾からは、往時の王国の栄華を偲ぶことができます。
那覇市歴史博物館・山田葉子学芸員は「小さな島でできている国で非常に高い技術が作られた醸成されたことはほんとに貴重なこと、こうした品々を見ることで、王国時代の技術の高さを感じ取っていただければと思います」と述べました。
今に受け継がれた琉球王国の輝きを見ることができる特別展は、2023年9月4日まで那覇市歴史博物館で開かれています。