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バスケW杯が沖縄で開幕 日本代表が世界の強豪に挑む

先週金曜日にFIBAバスケットボールワールドカップ2023が開幕し、世界最高峰のバスケの試合がここ沖縄を舞台に行われています。

日本代表はここまで2試合を戦いました。会場となる沖縄アリーナ、そして県内各地のパブリックビューイングからの声援が歴史を動かしました!

沼尻アナ「FIBAバスケットボールワールドカップ2023いよいよ開幕です。日本代表が世界の強豪を相手に勝利を目指す戦いが始まります」

熊本県から訪れたファン「みんなで一丸となって応援するしかないんじゃないですか」

山口県から訪れたファン「3ポイントとかたくさん見たいです。日本に勝ってほしいという気持ちで頑張って応援したいと思います」

東京都から訪れたファン「絶対勝ってください!頑張れ~!」

沖縄アリーナが世界最高峰の舞台に。海外や県内外からファンが駆け付ける中で開幕したFIBAバスケワールドカップ2023。

日本代表は、1次ラウンド初戦で世界ランク11位のドイツに挑みましたが、武器となる3ポイントの成功率が上がりません。高さと力にまさる相手に次々とリングにねじ込まれ、差を広げられます。

第4Qには、馬場雄大から渡邊雄太へのアリウープ!後半は見せ場を作りましたが、追いつくことはできず。 前半のビハインドが響き、初戦を落とします。

#12 渡邊雄太選手「勝つしかないので、きょうはこういう展開でしたけど、しっかり気持ちを切り替えて次の試合に全力を注ぎます」

一方、試合後の会見ではトム・ホーバスHCがある苦言を呈しました。

日本代表トム・ホーバスHC「うちのベンチの前に誰もいないんですよ。それはなんでわからない。試合の前に満席と聞いていたんですけど、これは満席ではないです。次の試合、みんな来てください」

このドイツ戦、日本ベンチの向かいのスタンドには多くの空席が。

FIBAは「該当席は複数の法人より購入された座席で、以降の試合において同様事案のなきよう最善を尽くす」とコメントを発表。急遽チケットの追加販売を決めました。

バスケW杯が沖縄で開幕 日本代表が世界の強豪に挑む

そして、迎えたきのうのフィンランド戦。開場と同時に多くの観客が沖縄アリーナへ。 第1戦を1000人近く上回る7300人あまりが詰めかけ、スタンドが埋まっていきます。

寺崎アナ「パブリックビューイング会場はこの拍手と歓声です。日本頑張れー!」

一方、県内各地ではパブリックビューイングも行われ、そのうち沖縄セルラースタジアム那覇にも多くの人が詰めかけ、日本代表を後押ししました。

女性「一番前を取ったので沖縄アリーナ届くかなくらいな気持ちでめっちゃハリセン叩いて頑張ります!」

学生「河村勇輝選手が大好きなので頑張ってほしいです」

アリーナだけでなく、各地から送られる声援を背に勝利を目指した日本代表は出だしからエナジー全開!

始まりは馬場雄大のダンク。チーム最年長の比江島慎(まこと)がファールをもらいながら3ポイントを沈める4点プレーに成功! 第1Qは世界ランク24位の格上相手から7点のリードを奪います。

しかし、フィンランドも当然、このままでは終わりません。連続の3ポイントで日本は逆転を許すと、 第2Qだけで31点を奪われ、10点ビハインドで前半を折り返します。

後半第3Qも日本は徐々に点差を広げられ、その差は一時、18点に。

食らいつきたい日本は富永啓生、さらに馬場の3ポイント。追い上げますが、点差は変わらず二桁・10点のまま。

しかし、劣性にも冷めることないホーム・沖縄アリーナに各地のパブリックビューイング。最終第4Q、ドラマが待っていました!

富永がこの日4本目のスリーを決め口火を切ると、その富永からジョシュ・ホーキンソン。 そして、この男がついに世界を相手に躍動します! 日本の若き司令塔・河村勇輝の3ポイント!

さらにホーキンソンへのこのアシストでついに2点差。そして残り5分を切って、自らリングへ!ついにフィンランドを捉えると、 このシュートで獲得したフリースローを確実に決めて逆転!

こうなると、もう止まらない河村劇場!

#5 河村勇輝選手「ここ最近ずっとシュートが入らなくて、チームメイトにもトムHCにも迷惑をかけたし、ファンの皆さんの期待に応えられないというすごく悔しい気持ちがあったんですけど、僕のプレーを信じてくれて、その信じてくれた思いのシュート」

そしてついに…。第4Qだけで35得点をあげた日本が大逆転で格上フィンランドに勝利!

笑顔と涙に溢れた世界大会での1勝は、オリンピックを含めて実に17年ぶり!沖縄の地で、バスケ日本代表が新たな歴史を刻み始めました!

バスケW杯が沖縄で開幕 日本代表が世界の強豪に挑む

パブリックビューイング観客「ずっと最高でした」

パブリックビューイング観客「ありがとうございます日本代表!GoGoニッポン!GoGoニッポン!」

#5 河村勇輝選手「ホームアドバンテージというのはすごくファンの皆さんが応援してくれて、この会場にいるファンの皆さん、画面越しで応援してくれるファンの皆さんの応援というのが僕たちを押してくれたかなと思います」

#18 馬場雄大選手「この場にいられて本当に幸せです」

#12 渡邊雄太選手「こんなタイミングで泣くのもおかしいんですけど、自分たちにとって大きな1勝なんで、ただまだ第3戦あるのでこんなところで満足できないですし、自分自身身体をもう少し良くして次の試合全力で頑張ります」

日本はあす、2次ラウンド進出をかけ世界ランク3位、オーストラリアに挑みます!

あすのオーストラリア戦はご覧のチャンネルで中継します。その直前のニュースCATCHYでは試合の見どころ、そしてパブリックビューイング会場の盛り上がりを私と沼尻アナで中継でお伝えしていきます!ぜひご覧ください。