戦後初めて沖縄の基地を県外へと述べた鳩山総理が辞任しました。辞任の理由は普天間基地の移設先を沖縄にせざるをえなかった事社民党の政権離脱をあげました。
しかし、総理が辞めても沖縄の基地問題が解決したわけではありません。突然の辞任に県内では当然だという声、不安だという声が相次ぎました。
那覇市で、道行く人達に話しを聞きました。「妥当だと思います。（Ｑ．どうしてですか）普天間問題とかいろいろありましたので」「流れだからしょうがないんじゃないですかね」「やめなくてよかったんだと思うんだけどね、残って責任取るのは、自分のそれでやるわけよ、そのいろんな政策面で」
「悪いままやめちゃってるじゃないですか、あれだけ言ったんだから何かを残してからやめてほしかったですね（Ｑ．残してほしかったというのは何ですか）基地返還ですね」「沖縄に基地を押し付けた事実だけが残ってしまったというのがほんとに悔しいと思います」
「最低でも県外と言った総理大臣は、政治家は初めてなので、総理大臣は。それから考えるとこの先、沖縄への押し付けがもっと厳しくなるんじゃないかなと思って、それはとても心配です」
そして名護市辺野古では「一言で言えば無責任極まりない。沖縄にまた基地を押し付ける最悪の方法を取ってしまったわけですから」と。名護市街で話を聞くと「ちょっと市民としても裏切られたような感じがしますね」「基地の名護への移設を表明した後に辞めるというのは無責任なやり方だと思います。こんな無責任なやり方は名護市民としては絶対に許せない」という意見が聞かれました。
仲井真知事は「まさかという思い」「天下の総理大臣がこの地域を2回もお見えになって、連立与党の一角が崩れるというようなことをあえてしながら、取り組んだことは、それはそれとしてしっかりお仕事に取り組まれた姿だとは思いますよ」
稲嶺名護市長は「辞任したからいいと言うわけには私達はいかない。それで名護市民は物事が済むとは思っていない。いったい政権交代って何だったんだろう」と話しました。
伊波宜野湾市長は「最低でも県外と言ってきたことを実現できなかったけれども、県外へ移す努力は継続しなきゃいけないんだと。そういうことを新しく発足する内閣が率先してやっていくことが求められると思います」と述べました。