こんにちは春の経験を糧に、夏の1勝目を掴みました!高校野球 夏の甲子園で県代表・沖縄尚学が初戦となる2回戦に臨みました。エースの好投にバックも盛り立て、3回戦進出を決めました!
寺崎未来アナウンサー「ついに夏の甲子園の初戦です。沖縄代表・沖縄尚学ナインにアルプススタンドからエールが送られます。」
朝8時からの試合にも関わらず試合前から完売となった甲子園のスタンドの応援を背に、三重代表のいなべ総合との初戦に挑んだ沖縄尚学。
沖縄尚学 東恩納蒼選手「春は自分たちの野球ができずに負けてしまったので 絶対負けたくないという気持ちで臨んだ。」
「試合の入り」をテーマとしている沖尚は、1回の重要性をチーム全体で共有していました。沖縄大会無失点の先発・エース東恩納蒼。相手打線を三者凡退に抑えます。
そのウラの攻撃。1番・知花慎之助が良い当たりを放ちますが出塁はならず。得点はなりません。
沖縄尚学 仲里佳応援団長「よく振れていて知花など、捉えることができているのでこれからタイミングを合わせていって良い結果につなげられればと思う。」
沖尚ナインを後押しするスタンドでは仲里佳応援団長が沖縄大会で優勝した時のウイニングボールを持って夏の甲子園初戦に臨んでいました。
沖縄尚学 仲里佳応援団長「あの時 優勝した時の気持ちと運を持ってきた」
熱い声援を受ける沖尚ナインは2回、ヒットとエラーで2アウト満塁のチャンスを作ると、9番大城和平のデッドボールで1点を先制。続く1番知花。2014年のセンバツで甲子園出場の経験を持つ兄・樹さんもスタンドから見つめます。
逆方向への当たりはライトへの2点タイムリー。沖縄大会で打率.176と苦しんだリードオフマンがチャンスで期待に応え、3-0とリードを広げます。
知花慎之助選手の兄 樹さん「本人なりに苦しい時期もあったと思うけど、それを経て今こうやって大舞台で活躍していることにうれしく思う。」
東恩納は、2回以降は毎回ランナーを出しながら、要所を締めるピッチングで5回を無失点に抑え、追撃を許しません。しかし相手は地方大会5試合中3試合で逆転勝ちと試合後半に強い、いなべ総合。6回、1アウトから2連続ヒットを浴びるなど満塁のピンチを迎えます。
しかし、ここでギアを上げるのがエース・東恩納。
沖縄尚学 東恩納蒼選手「逆にピンチはチャンス。切り抜けられたらもっと流れが来るという気持ちで投げた。」
2者連続三振でピンチをしのぎ、無失点を継続します。その後も沖尚は、ファースト・仲田侑仁がジャンピングキャッチでダブルプレー。キャッチャー・大城和平がこの試合2度も相手の盗塁を封じるなど、バックが応えます。
味方の好プレーにも助けられた東恩納は9回を投げ切り、完封勝利で2回戦を突破。3回戦は15日、長崎の創成館と戦います。
沖縄尚学 東恩納蒼選手「無失点で切り抜けることをテーマにやってきてそれが達成できてとてもよかった。」
沖縄尚学 佐野春斗主将「同じ九州勢で負けられない気持ちがあるし、春はベスト16で負けてしまったので、次の試合全員で全力で戦って、まずはベスト8入りできるように頑張りたい。」