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首里城正殿の再建工事で天井額木と呼ばれる国王が着座するところの天井を支える梁が8月7日に搬入されました。
搬入されたのは、横およそ3.8メートル、高さおよそ40センチ、幅およそ24センチある「天井額木」と呼ばれるもので、国王の玉座として様々な儀式などが行われていた2階・御差床の天井を支える梁です。
この木材は、県が奈良県から調達した国産ヒノキを世誇殿などの建築に関わった木彫刻家などがおよそ2カ月かけて制作したもので、中央に火焔宝珠、両脇に阿吽の龍と瑞雲の彫刻が施されています。今回の搬入で、県が正殿本体の構造材となる部分を収めるのは、初めてとなります。
県土木建築部首里城復興課復元の整備班・嘉数昌寛班長は「特に構造材となるような象徴部となるような重要な部材が今回搬入できたこと、うれしく思っております」と述べました。
県などによりますと、2023年9月中にも、くみ上げ作業を行う予定です。