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大型で強い台風6号がUターンする形で再び、現在、沖縄本島地方に最も接近しているとみられます。中継です。

船越遼太郎記者「午前10時までの那覇市内です。時折思わず踏ん張ってしまうほどの強い風、そして横殴りの激しい雨が降っています」

台風6号が再び本島地方に猛威をふるっています。8月5日午前6時すぎに久米島で35.5mの最大瞬間風速を観測しました。また、那覇では8月5日午前1時すぎに33.2mとなっていました。

雨や風が激しくなったことで交通機関が再びストップしています。本島を走る主要4社の路線バスは8月4日夕方に止まっていて、8月5日の運行も始発からすべて取りやめています。モノレールも昨夜、運休して以降、改札口がシャッターで閉ざされたままになっています。

船越遼太郎記者「おととい、きのうと混みあっていた那覇空港ですが、再び接近してきた台風の影響で、きょうは終日閉館となっています」

8月4日と8月3日の2日間、混雑した那覇空港も終日の閉館を余儀なくされています。航空各社が那覇を発着するすべての便で欠航を決めるなど、沖縄を行き来する空の便は少なくとも231便が欠航で、3万8000人以上が足止めにあっています。すでに8月6日、8月7日の欠航を決めた便が出ています。

「電気」が止まっている地域が再び増えてきています。最大21万戸から2万戸まで復旧していた停電は、8月5日午前11時の時点で2万7460世帯となっていて、沖縄電力では8月5日のうちに本島の復旧を目指していましたが台風の進路によって状況が変わる可能性があります。

市民生活が大きな影響を受けていて、那覇市では警戒レベルが上から2番目にあたる「避難指示」が市内全域に出されています。避難所となった那覇市役所には30人ほどが身を寄せて不安な一夜を明かしました。

避難した人「手厚い(対応)をやっていただいて沖縄の人の温かみを感じている」

台風の動きが遅いため、雨や風の影響が長引きそうです。8月5日午後から8月6日午前中にかけて本島地方と宮古島地方に線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。暴風や高波だけでなく、雨による土砂災害や河川の増水などにも警戒してください。