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猛威を振るう台風6号の影響で県内では、樹齢100年を超えるガジュマルの木が倒れたり突風にあおられた人がけがをするなど被害が相次いでいます。また大宜味村では倒壊した車庫の下敷きになった90歳の男性が死亡しました。
8月1日、大宜味村で住宅の敷地内にあるトタン屋根の車庫が倒壊し、この家に住む90歳の男性が下敷きになり、その後、死亡が確認されました。台風の激しい風で車庫が崩れたとみられています。
うるま市では、プレハブの飛散防止用に屋根に積んでいたブロックが落下し30代の男性が左足の人差し指を切断するなどの被害が報告されています。消防などによりますと突風にあおられて転倒したり、割れたガラスでけがをするなど県内では、これまでに少なくとも45人のけが人が確認されています。
船越遼太郎記者は「国道沿いの建物の屋上に設置されている看板が強風にあおられ続け今にも壊れそうな状況になっています。非常に危険な状況です」と伝えました。
浦添市では、建物の屋上に設置されている看板が風にあおられ飛びそうになっている様子や国道に面した歩道に横たわった大きなモニュメントが確認されました。
また倒木などの被害も相次ぎ小学校のグラウンドの木が倒れフェンスをなぎ倒して車道にはみ出したほか、大宜味村喜如嘉では、地域に親しまれていたガジュマルの木が倒れました。地元の人に寄りますとこのガジュマルは1888年に植樹され130年あまり、この土地を見守り続けていたということです。
そのほか県内各地では信号機や街灯が折れるなどの被害のほか車が横転するなどの被害が相次ぎ今回の台風の風の強さを物語っています。