週末行われたバスケットのbjリーグファイナル。土曜の西地区決勝にやぶれ連覇を逃したキングス、3位決定戦へのモチベーションをあげたものは、自分たちのためそしてブースターのために勝利を、という思いからでした。
桶谷ヘッドコーチ「完敗です、悔しいけど、完敗ですね」
土曜日の西地区ファイナル。王者奪還をかける大阪エヴェッサのディフェンスに苦しみ得点を奪えないキングス。外からのシュート、そしてファールを誘ってのフリースローも…失敗。
持ち味のチームバスケットが全く機能せず連覇を逸したキングス。きのうは何もさせてもらえなかったキングス、今日の3位決定戦でキングスらしいバスケをブースターに見せることができるのでしょうか。
前日の敗戦の鬱憤をキングスはこの試合で爆発させます。序盤からマクヘンリー、そして与那嶺が3ポイントシュートに成功。インサイドも果敢にアタックして得点。超高速バスケ、速攻も見せる。最終第4クオーター、スティンバージのダンクにキングスブースターも沸きます。
しかし内外からの攻撃でねばる新潟アルビレックスBB。残り1分20秒で点差は2点差に…。
ここでチームを救ったのはエース、ニュートン。ゴールに切り込み得点に成功すると、直後にはファールを誘ってフリースローに成功。そして残り32秒、前日の試合振るわなかったキャプテン与那嶺が、合わせて6本のフリースローを得ます。
与那嶺主将「本当に不思議なことに、はずすって頭がなくて」
故障者が相次ぎ苦しんだ今シーズンでしたが、来季につなぐ最終戦をキングスらしいバスケで勝利。最後はブースターとともにその喜びを分かち合いました。
桶谷ヘッドコーチ「折れそうになった気持ちを常にとどまらせてくれた僕達にとってはありがたい存在だったと思うし、沖縄のファンのために常に優勝争いできるチーム、来年勝てるチームをしっかり作って(ファイナルに)帰ってきたいなと思っています」
今年も東京有明コロシアムには700人余りのキングスブースターが訪れ、けが人続出で苦しい戦いが続いた選手達を後押し。ファイナルに残った4チーム中ブースターの応援は1番だったと思います。