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3カ月半前に、沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが突如、消息を絶ち乗っていた10人が死亡した事故について自衛隊は事故調査報告時期の延長を防衛大臣に申請しました。
陸上自衛隊・森下泰臣陸上幕僚長「大臣報告の基準4カ月ということですが、(企業から)最終報告を受けられるのは8月6日、(基準の)4カ月以降ということであることから事故調査報告時期の延長を大臣に申請したところであります」
2023年4月6日に宮古島周辺を飛行していた陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶って海に沈み、熊本に司令部を置く第8師団の師団長や宮古島駐屯地の司令官など乗っていた自衛隊の幹部ら10人が死亡しました。海底から引き揚げられた機体の一部とともに飛行記録をたどれるフライトレコーダーを回収して事故原因の調査などが進められてきました。
防衛大臣に調査結果を報告する基準は事故が起きてから「4カ月」とされていて解析などの調査に時間がかかっていることから自衛隊は8月6日までとなっている期限の延長を大臣に申請したということです。
陸上自衛隊・森下泰臣陸上幕僚長「我々としても努めて早く調査を完了し結果を取りまとめをしていくという方向でやっているところで、終了時期については予断を持ってお答えすることはできない」
陸上自衛隊の森下陸上幕僚長は「しっかりと調査を取りまとめ、原因究明、再発防止策が確定した時点で説明する機会を設けたい」としています。