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高校野球・夏の甲子園、全国一番乗りは沖縄尚学でした。きのう行われた沖縄大会の決勝で沖尚は春夏連続、そして夏10度目の甲子園出場を決めました。
春の県大会優勝校、第1シードの日本ウェルネスと第2シード沖縄尚学による決勝戦。先攻の沖尚は1回、2番の糸数幸輝。目の覚めるような当たりは左中間真っ二つ。足も生かして3塁まで到達しました。つづく3番玉那覇世生のファーストゴロの間に糸数がホームを踏んで先制します。
さらに沖尚は4回、再び糸数。バントで進めて1アウト2塁。打席には4番の仲田侑仁。鋭い打球はセンターへ抜けるヒット。1,3塁とチャンスを広げました。
ここでバッターはキャプテン佐野春斗。技ありのスクイズで追加点を上げました。2-0とリードを広げます。
マウンド上では、エースの東恩納蒼が堂々のピッチングを見せました。140km中盤のストレートを軸にしながらも、緩急をつけて相手打線に的を絞らせませんでした。
そしてバックもエースを盛り立てます。7回ウラ先頭打者ウェルネス知念のライトへの打球、バットで流れを引き寄せた糸数。守備でも魅せました。
魅せたのはグラウンドの選手だけではありません。初回からつづいた大きな声援。スタンドの応援団も勝利を目指して共に戦い抜きました。
そして9回、最後のダブルプレーで3-0で勝ち切った沖縄尚学。2年ぶり10度目となる夏の甲子園キップ獲得。さらに春夏連続での大舞台出場を決めました。