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パイナップルの生産が日本で最も盛んな沖縄県東村で最高峰の品種で栽培が難しいとされる「ゴールドバレル」の品質改良につなげようと見た目や味を競う品評会が行われました。

黄金色に輝くみずみずしい果肉で甘酸っぱい味が特徴のパイナップルは東村の特産で日本一の生産量を誇ります。姿が「樽」に似ていることから名付けられた「ゴールドバレル」という品種は長くて折れやすい茎を支えるなど栽培が難しいうえ収穫までに2年と手間暇もかかります。

7月12日の品評会には村内11の農家が丹精込めて育てたゴールドバレルを出品して実の形や色のほか甘さや酸っぱさのバランスなどを競いました。品評会に並んだパイナップルの糖度は最も高いもので18・6度とマンゴーより甘い出来ばえでした。2023年は天候に恵まれたことで十分な甘みがあり40tの生産量を見込んでいるということです。

品評会では最優秀賞に池原八重子さんのパイナップルが選ばれました。

品評会で最優秀賞・池原八重子さん「最高ですね、ずとっと苦労してきた、いいのを育てるために、でもきょう報われました、とてもうれしいです」

東村は「自信を持って消費者に提供できる最高峰のゴールドバレルをぜひ食べてほしい」と話していました。