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めざせ甲子園!

夏の高校野球沖縄大会は準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました!勝ち上がった4チームはどこも準決勝へ勢いづく勝ち方を見せましたので、4試合一気に見ていきましょう!

ウェルネス 対 糸満

おとといから始まったベスト8が激突する準々決勝。 その先陣を切ったウェルネス対糸満の試合ではウェルネスの先発・安里幸大が圧巻の投球を見せます。

1回、エラーとフォアボールでピンチを迎えますが、内野ゴロに打ち取ってしのぐと、この試合、これが最後のピンチに。2回以降ランナーを1人も出さない投球が続きます。得点もヒットもゼロを並べ、試合は9回へ。

最後は前の回から5者連続、この日13個目の三振を奪い安里はノーヒットノーランを達成! 夏の選手権大会、初のベスト4へと導きました!

小禄 対 興南

続く第2試合では、興南の1番・仲程雄海が大当たり。2回、満塁の場面で打席が回ってくると、走者一掃となるタイムリー3ベースで先制点をもたらします。

さらに3回、またしても満塁で回ってきた第3打席。大会11号となる満塁ホームラン。仲程1人で7打点の活躍で、興南が2年連続の準決勝進出を決めました!

沖縄尚学 対 KBC未来

ここからはきのうの試合。 第2シード・沖縄尚学と去年夏のベスト4・KBC未来の試合は、手に汗握る投手戦となります。 KBCの先発は、エースの依田龍斗。

KBC未来・依田龍斗選手「自分のピッチングさえすれば沖尚でも抑えられると思っていたので」

去年の夏、準決勝で先発するも涙をのみリベンジを誓ってきた依田は4回、ノーアウト1・2塁。その後、ランナーを進められるとKBCは申告敬遠で満塁とし、次の打者との勝負を選択し、得点を許しませんでした。

一方、沖縄尚学の先発、エース・東恩納蒼は磨いてきたストレートを軸に、危なげないピッチングを見せます。しかし7回、ノーアウトランナー1塁。その後ランナーを進められ、ピンチを迎えます。

沖縄尚学・東恩納蒼選手「(ランナーが)塁に出たらギアをあげて、打てるものなら打ってみろという気持ちで投げていました」

エース同士の息詰まる投手戦は7回を終えて0対0。どちらも譲りません。

しかし続く8回。ついに試合が動きます。沖縄尚学はエラーとヒットで1アウト1・2塁のチャンスを作ります。打席には4番・仲田侑仁(なかだ・ゆうと)。

沖縄尚学・仲田侑仁選手「蒼が一人で投げ抜いて頑張っていたので、どうにか1点取りたいという思いで打席に入りました」

ついに点数が動くと、沖尚打線がつながります。試合の流れは一気に沖縄尚学へ。一度火が付いた沖尚打線は止まらず。0対0の展開から一転、この回怒涛の9連打で9得点と底力を見せました。

KBC未来・依田龍斗選手「去年の夏の借りを返しに今年の夏はやり返すつもりだったんですけど、こんな形で終わってしまったんですけど、大学でも野球を続けて違う道で頑張りたいです」

沖縄尚学・東恩納蒼選手「ベスト4が決まったんですけどこれから2試合残っているので、応援の力も借りながらチーム全員で勝ちにいきたいと思います」

宮古 対 名護

ベスト4最後のひと枠をかけた第2試合は、第3シードの宮古と名護が対戦。1回、宮古は、2アウト満塁のチャンスを作ると、5番下地将誠(しょうま)。

宮古・下地将誠選手「先制点が大事なので先制点を取りたいという気持ちで打席に入りました」

追いかける名護は3回、1番嘉手刈朔のツーベース、2番松田琉政も続き、1アウト1・3塁のチャンスを作ります。しかし、宮古のエース、友利洸星が6つ目の三振、7つ目の三振と2者連続三振で踏ん張り、得点を与えません。対する名護も1回途中からマウンドに上がっている2番手の宮城杏太郎。

名護・宮城杏太郎選手「宮古に絶対勝つという気持ちで冬トレを乗り切ってきたので、その気持ちが出て思いっきり投げることができた」

秋の大会で敗れた宮古の雪辱を誓い、練習を積んできた成果を発揮。ランナーを出しながらも要所を締め、気迫のピッチングで追加点を許しません。

しかし、立ちはだかったのは宮古のピッチャー陣。4回からマウンドに上がった新里竜正。5者連続三振などで反撃の隙を与えません。

宮古・新里竜正選手「チームに流れを持って来られれば良いかなと思って全力で投げた。ストレートも良く走っていて、全体的に腕が振れていたのでそれがよかった」

なんとか得点したい名護は8回、ヒットとフォアボールなどで2アウト1・2塁のチャンスを作ると、1点差まで詰め寄る粘りを見せましたが最後は宮古の新里でゲームセット。

宮古は2人の継投で合わせて18奪三振と名護を圧倒。ベスト4唯一の県立校、離島校として準決勝に進みます。

名護・宮城杏太郎選手「負けたのは悔しいけど、みんなで楽しむと決めたのでそれができてよかった。本当は甲子園行きたかったけどみんなでベストを出せたと思う」

宮古・新里竜正選手「甲子園に行くには絶対勝ち取らないといけない試合なので、またみんなで力を合わせて全力で戦っていきたい」

これで夏の甲子園へのチャンスは4校に絞られました。準決勝のカードを見ていきます。15日(土)の第1試合は第1シード・ウェルネス 対 ノーシードから勝ち上がってきた興南。第2試合は第2シード・沖縄尚学と、ベスト4唯一の県立高、第3シード・宮古が対戦します。

QABではこの準決勝2試合と決勝戦をご覧のチャンネルで実況生中継します。ぜひテレビの前からも球児たちにエールを送ってください!