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ことしの梅雨時期の降水量が、例年の6割未満だった宮古島。長引く少雨によって農作物への干ばつ被害が確認されていて深刻な状況です。
7月10日から灌がい施設のないサトウキビ畑などに人工的に水をまく「かん水」が始まりました。宮古島地方では、2023年4月下旬ごろから雨の少ない天気が続いていて、2023年の梅雨時期の降水量は例年の55%に留まり少雨傾向です。
7月7日に「干ばつ対策会議」が開かれ、市内のサトウキビ畑では乾燥によって葉っぱが内側に巻き始める「ロール現象」が起きるなど、水不足による農作物の影響が深刻化していると報告がありました。
そして会議では、灌がい施設のないサトウキビ畑と牧草地を対象に「かん水」作業の実施を決め、7月10日、市内のサトウキビ畑では大型トラックで水をまく「かん水」が始まりました。
終了する時期は未定で、追加でかん水を実施するか今後の雨の状況も合わせて判断するということです。